白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(平成23年5月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(平成23年5月の出来事)

【5月6日】例大祭斎行

石川県神社庁長高井良直様に献幣使としてご参向賜り、また総代会長中村健一様をはじめ県内外から80余名のご参列のもと盛大に斎行されました。
祭典では、ご神前に古例を受け継いだ特殊神饌「梅枝餅・口型餅・舌型餅・寄餅」がお供えされ、宮司の祝詞奏上に続き、本庁幣の奉献、献幣使祭文奏上、神楽「浦安の舞」を奉奏し、大神様の御神徳に感謝申し上げるとともに、皇室の弥栄と国の隆昌、氏子崇敬者の安寧を祈念致しました。

「浦安の舞」奉奏

【5月20日】第57回崇敬者のつどい記念講演会開催

当日は、月参り特別崇敬者・永年勤続表彰者の皆様、加賀一ノ宮敬神婦人会の皆様、一般聴講者の皆様、80余名のご参加のもと記念講演会が催されました。
講師の上越教育大学大学院准教授白木みどり先生は「子ども達の危機を救え、地域連携と社会形成」と題して、子どもたちが将来就きたい仕事や自分の将来のために学習を行う意識が国際的にみて低いこと、働くことへの不安を抱えたまま職業に就き、社会への適応に難しさを感じている状況があるなどの問題をあげられました。
家庭や地域社会の教育力の向上が求められている今、将来の子ども達のために、一人一人が社会的・職業的自立ができる社会へと導くのは、私達「大人」が家族愛・礼儀という道徳教育を教えることが大切であると締めくくりました。

白木みどり先生

【5月22日】御田植祭斎行

今年の御田植祭は、早朝からの風雨により一旦は行事を中止としましたが、次第に雨も止み、天候も回復したので、当初の時間を繰り下げて、祭典並びに御田植えの神事を行い、秋の豊作をお祈りしました。
北辰中・鶴来中の生徒8名が早乙女として白装束に紅たすきで身を包み、イセヒカリの苗を右手で高く掲げ、太鼓の音に合わせて1本1本丁寧に植えました。
水田は、田長の大宮啓文さんが管理し、10月中旬の抜穂祭で収穫します。

御田植祭斎行