白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(平成28年4月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(平成28年4月の出来事)

【4月3日】神武天皇二千六百年 式年祭遙拝斎行

平成28年は、神武天皇崩御より2600年という式年の年であり、4月3日は天皇皇后両陛下が神武天皇陵「畝傍山東北陵(うねびやまのうしとらのすみのみささぎ)」に行幸啓あそばされ御拝されるにあたり、また橿原神宮では「神武天皇二千六百年式年大祭」が斎行されますので、当社におきましては遙拝式が行われました。
8時15分の朝拝時に、職員一同参列のもと、宮司以下奉仕員所定の座につき、宮司が遙拝詞を奏上し、その後、宮司の玉串拝礼に合わせ職員一同拝礼致しました。

遙拝式

【4月15日】鎮花祭(はなしずめのみまつり) 併せてくすり祭斎行

4月15日の午前10時より鎮花祭が斎行されました。
古来より春の花が咲く時期には疫病が流行すると信じられていたことから、花を鎮めることで疫病を防ぐ祭として斎行されてきました。
ご神前には桜の花が供えられ、舞女は桜の枝を手に「白山舞」を奉奏し、無病息災を祈念致しました。

ご神前に桜の花をお供え

また、本年より「くすり祭」として地元薬局店のコメヤ薬局、なおみや薬局より当日のご神前には数多くの医薬品等が奉納されました。また、コメヤ薬局社長長基健司氏にご参列頂き、薬事の安全・職場の安全・健康長寿等を祈願致しました。祭典終了後、授産施設や養護施設に寄贈されました。
この祭典には、白山市観光連盟村山圓八理事長以下13名が参列し、当日夕刻に行われる「うらら白山人」2016春祭『はなしずめ夜桜詣』の成功を祈願致しました。
なお、この事業に対しましてもコメヤ薬局より当日お供えを致しました「桜の香がする入浴剤」を来場された方々にプレゼントされました。

白山舞

【4月15日・16日】白山市観光連盟「うらら白山人」2016春祭『はなしずめ夜桜詣』

当社を会場として、4月15日・16日の両日において、白山市観光連盟主催のライトアップ事業『はなしずめ夜桜詣』が開催され、多くの来場者で賑わいました。
当初の計画では、初の樹木公園の夜桜ライトアップを進めていましたが、桜の開花が、予想をはるかに超える早さでおとずれ、残念ながら実施が叶いませんでした。
しかし、ご関係者の方々が協議を進めて頂き、当社をメインとしたライトアップに変更致しました。
当日は、御社殿に桜吹雪をイメージした模様をプロジェクターで投影し、さらに新緑の草木に囲まれ、自然に満ちた禊場をライトアップ致しました。禊場へと続く南参道は提灯のやわらかい光に包まれ、神域にふさわしい雰囲気となりました。
15日には、当社「鎮花祭」のお祭にちなんだ限定50組の「疫病除御幣」を授与し、大変好評を得ました。
また、16日の午後3時からは当社参集殿前にて和菓子や甘酒を販売する「さくら茶屋」を設け、午後6時からは琴やフルートの演奏、剣舞が楽しめる「はなしずめミニライブ」も開催されました。
このイベントを通して、白山市の食文化・伝統芸能などを知ってもうらことや、さらには来年の「白山開山1300年」奉祝への機運が県内外から高まることを期待致します。

社殿ライトアップ