白山比咩神社の「石川県神社庁石川支部 神宮大麻・暦頒布始祭斎行」を掲載しています。

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石川県神社庁石川支部 神宮大麻・暦頒布始祭斎行

(平成28年1月)

10月28日午後1時半より当社参集殿にて、石川県神社庁石川支部(白山市・野々市市)の支部神職・総代約150名の参列のもと斎行されました。
祭典は、祝詞奏上ののち神楽「四方拝の舞」の奉奏、石川県神社庁石川支部長藤基辰正氏・石川神社総代協議会副会長東武夫氏らが玉串を捧げました。
続いてご神前の神宮大麻・暦が斎主より支部長に授けられました。
祭典終了後、大地主神社宮司大森重宜氏による記念講演「まつりの役割」と題して講話を頂きました。

記念講演

神宮大麻について

神宮大麻は伊勢の神宮において奉製されたお神札であり、古くは室町時代から伊勢の御師によって全国に配られ、各家庭に祀られてきました。現在では神社本庁を通じて全国の神社より神宮大麻・暦の頒布を行っております。
神宮は、日本全国の総氏神様でありますので、神宮大麻を氏神様のお神札と共に神棚にお祀り頂き、皇室のご安泰、国家の安寧、ご家族の幸せをお祈りください。

神宮暦と閏月について

明治維新まで日本では太陽暦ではなく月の満ち欠けを1ヶ月とする太陰暦が用いられてきました。
太陰暦では1ヶ月が約29日となり、3年ほどで太陽暦との間に1ヶ月のずれが生じてしまいます。これを元に戻すために「閏月」というものが用いられてきました。閏月を用いる時期は厳密に定められており、江戸時代までは伊勢暦と呼ばれる暦本が西日本を中心に広く用いられていました。
明治時代にも政府によって神宮暦として頒布されており、現在でも神宮大麻・暦と併せて頒布されております。
ちなみに太陽暦への改暦は、大陰暦明治5年12月3日を明治6年1月1日と改められました。