白山比咩神社の「神社災害復興義援金のご報告」を掲載しています。

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神社災害復興義援金のご報告

(平成29年3月)

当社では昨年の12月末日を持ちまして東日本大震災・熊本地震で被災された神社への災害復興義援金受付を終了させて頂きました。
その間、多くの参拝者のご厚意により、たくさんの義援金が寄せられましたこと厚く御礼申し上げます。
皆様からお寄せ頂いた東日本大震災義援金は、福島県神社庁・宮城県神社庁・岩手県神社庁の被害の大きかった3県に送付させて頂きました。
また、熊本地震義援金につきましては、熊本県神社庁・大分県神社庁また拝殿等が全壊した熊本県阿蘇郡西原村鎮座の白山姫神社へ送付させて頂きました。
なお、先般熊本県白山姫神社緒方宏信宮司よりお手紙を頂戴いたしましたのでご紹介申し上げます。

(前文略)
現状をご報告申し上げますと、11月の例祭までに緩やかなスロープとなった本殿までの参道やL型コンクリ―トブロックを並べた土木工事が完了し、本殿前にて庭上祭祀による例祭を無事に執行致しました。そしてお正月に間に合うように本殿前に握舎を建設して多くの参拝者に本殿前の間近かな所でお参りいただきました。水道も電気も年末ギリギリで工事が完了しました。心配した参拝者数も例年と変わりなくほっとしているところです。

地震で倒壊した本殿

公的な基金からの資金もいただけるような話はあるものの本殿とか鳥居など宗教性のあるものには許されず、神楽を舞う拝殿にはやっと許されるという情報が少しづつ入ってきてはおりますが、まだまだ先が見通せない状況です。この度お寄せいただきました見舞金は大変有難く重ねて感謝申し上げます。
厳しい現状ではありますが、御祭神のお守りとお導きのもと一歩づつ復旧復興していき、震災があったからこそ分かったことや貴重な経験が出来ることを自分なりに活かして参る所存です。
(後文略)

白山姫神社 宮司 緒方宏信

現状の本殿周辺