白山比咩神社の「白山開山1300年記念講演 アルピニスト 野口健氏 これからの白山について語る」を掲載しています。

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白山開山1300年記念講演
アルピニスト 野口健氏 これからの白山について語る

(平成29年9月)

6月24日、白山市鶴来総合文化会館クレインにおいて白山観光協会主催のもと、環境省、石川県、白山市、白山比咩神社の後援により、「未来につなぐ霊峰白山〜山・川・水〜」と題して、白山開山1300年記念「野口健講演会」を開催致しました。
当日は、石川県知事代理として三浦靖子県生活環境部長、山田憲昭白山市長をはじめ白山をとりまく関係市町村長・官公衛など来賓の方々にご出席頂き、一般聴講者は650名を超えての開催となりました。

宮司挨拶

講演では、白山の魅力を中心にお話されました。
特に富士山の清掃登山を始めて以来「ゴミ」には敏感で、平成19年、白山に初めて登山した際も、登山道の隅々までゴミを探したが、全く見あたらないことや、地元の登山者が美しい景観を守るために、「自分の出したゴミを持ち帰る」などの呼びかけを徹底し、「ゴミ持ち帰り運動」を展開したことや、県外から訪れた登山者がゴミをすてにくい雰囲気をつくっているなどを話されました。
また、富士山は観光地であるため、山頂付近は騒がしく、自販機が何台も並んでいるが、白山の頂上には奥宮の社殿があるだけで、他に人工物がなく、居合わせた登山者が皆、静かに御来光を待っている姿を見た時、「白山に登る人は白山を感じたくて登山している」これこそ本物の霊峰だと語られました。
そして、白山から学び得たものを富士山に伝えていきたいと締めくくられました。

野口健氏講演

講演会終了後、地元の商店や旅館に福引きの品のご協賛を頂き、抽選会を実施しました。なお講演会場にて、シェルパ基金(募金箱)をお願い致しましたところ、ご参加頂いた皆様より10万348円のご寄付を賜りました。心より感謝申し上げます。
後日、野口健氏より「どこの会場でもシェルパ基金をお願いしているが、これだけ寄付を頂いたことはありませんでした。有難うございます。」と綴られた御礼のお手紙も頂いております。基金へのご協力有難うございました。

白山頂上への登山道