白山比咩神社の「【解説】皇位継承に伴う儀式と祭典」を掲載しています。

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【解説】皇位継承に伴う儀式と祭典

(令和元年5月)
皇位継承に伴う諸儀式と祭祀(予定)
4月30日退位礼正殿の儀 〈宮殿〉
5月1日剣璽等承継の儀 〈宮殿〉
即位後朝見の儀 〈宮殿〉
5月13日悠紀・主基 斎田点定の儀 〈神殿〉
10月22日即位礼正殿の儀 〈宮殿〉
祝賀御列の儀 〈宮殿〜(赤坂御用地)〉
11月14日大嘗宮 悠紀殿の儀 〈皇居東御苑〉
11月15日大嘗宮 主基殿の儀 〈皇居東御苑〉

第125代の天皇陛下(85歳)が平成31年4月30日で退かれ、令和元年5月1日から皇太子殿下(59歳)が新天皇の皇位に即(つ)かれました。 現在の天皇に関する制度は、昭和21年(1946)11月3日(明治節)に公布された「日本国憲法」により、「日本国の象徴」(国家の代表)、「日本国民統合の象徴」(国民の中心)と位置づけられています。
その皇位は「世襲のもの」と定められ、神武天皇以来のご子孫により承(う)け継がれます。具体的な継承者の資格・順位などは、「皇室典範」で決められています。
先帝陛下は、国家・国民統合のために、象徴天皇のお努めを全身全霊で果たして来られ、数年前からその責任と役割を、後継者の皇太子殿下に譲る決意をされました。 これを受けて政府は慎重に検討を続けた結果、ご高齢を主な理由に「特例」として「退位」されることが可能になったわけでした。
天皇が皇嗣(主に皇太子)に「譲じょうい位」されたのは、約200年ぶりのことでした。 宮内庁の古記録などを参考にして、新時代にふさわしい儀式を形作るため、各方面に協力を求め、大筋が決められていきました。
4月30日夕方の儀式は「退位礼正殿(せいでん)の儀」と称し、国事行為として実施されました。
翌5月1日の午前、法的には午前零時に皇太子から天皇となられる新陛下が、正殿(松の間)に入御(にゅうぎょ)され、侍従の捧持(ほうじ)する「剣璽等(けんじとう)」を承け継がれました。 この「剣璽等(けんじとう)承継(しょうけい)の儀(ぎ)」により、名実ともに第126代の天皇として立たれた新陛下は、政府と宮内庁で諸準備を整えますと、今秋の10月と11月に即位礼と大嘗祭(併せて大礼という)を皇居において行われます。
大礼後の新天皇・皇后両陛下は、新しい御代を担うご決意を、皇祖・皇宗と近い4代の天皇に奉告するため「親謁(しんえつ)(親(みずか)ら参拝)の儀」を行われるのです。
一般国民の私共は、それらがすべて恙なく執り行われることを祈念して参りたいと存じます。

※本稿は所功先生記述の資料に基づき要約したものです。

文責 権祢宜 田中天善