白山比咩神社の「㊗白山国立公園指定六十周年を迎えて 日本一美しい山「白山」」を掲載しています。

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㊗白山国立公園指定六十周年を迎えて 日本一美しい山「白山」

(令和4年9月)

白山国立公園は昭和37年11月12日に指定されてから、今年11月に六十周年の節目を迎えます。
白山は昭和30年に国定公園に指定されてより多くの登山者が押し寄せ、一時は「ゴミの山」と化しました。
しかし、昭和40年代になると、白山室堂の管理人の呼びかけに、日本野鳥の会の創立者中西悟堂氏や白山を描き続けた日本画家の玉井敬泉氏らをはじめ数多くの人々が賛同して「ゴミの持ち帰り運動」が始まりました。
山小屋のクズカゴが取り払われ、登山者にはゴミ袋を配布し、自分で出したゴミは自分で持ち帰ってもらいました。併せて登山道沿いのゴミ拾いやゴミの回収を行う美化清掃活動が行われ、この徹底した「ゴミ持ち帰り運動」が先駆けとなり、今では全国の山々でも行われている活動であります。

毎日、山のように出る空き缶の処理は大変だった

また、エベレストや富士山の清掃活動に取り組むアルピニスト野口健氏が、白山を「これほど美しい山は他にない」と絶賛されております。
古来から白山は、その時代時代の人々の手によって美しい自然が守られ、自然と人が共生する稀有の山として、世界からも注目される存在であります。
これからも日本で一番美しい山「白山」を守りたいものです。

室堂周辺の清掃