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白山宮(新潟県)
鎮座地 | 新潟県燕市白山町1丁目 |
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御祭神 | 白山比咩命 |
例祭日 | 6月15日 |
氏子数 | 約1200戸(店舗含) |
宮 司 | 星野和彦 |
由 緒
穀倉新潟平野の中央部、燕市内には3社の白山神社が鎮座している。
その中でも、近年急速な開発により、大型店の出店や宅地化が進み農村風景の一変した神社がこの白山宮である。
住宅街の一角に、忘れ去られたように鎮座する白山宮は、町内戸数約千戸を超え、毎年その数も増え続けている。町名にも神社に由来して白山町となり、4つの自治会がその氏子町内を形成している。
江戸時代中頃、数軒の農家が新田開発により移住し、その守り神様として本村の鎮守神社に祀られていた3柱の神様のうち一柱の神様(白山さま)を、分村にあたり譲り受け祀ったのが鎮座の由来であり、境内も社殿も当時の規模のままで、いたって矮小である。
ただ、社殿は昭和36年(1961)の第二室戸台風により倒壊したが、そののちコンクリートで堅牢な作りに改築された。今では市内有数の、氏子数を抱える神社となった白山宮であるが、旧来の農家と新規移入の町民との間では、神社の関心度には温度差があり、大多数を占める新規住民には、氏子としての意識は薄い。
これの解決のために町内子供会に呼びかけ、例祭時に「子どもミコシ」の運行を始めた。子ども達にとっては、この白山宮の鎮座する白山町が、生まれ育った「ふるさと」だからである。このことが、神社を中心としての新たな街づくりのきっかけとなることと、戸数に見合った神社の隆盛につながることを期待している。