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白山神社(福井県)
鎮座地 | 福井県福井県福井市大窪町6-1多 |
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御祭神 | 伊邪那岐尊・伊邪那美尊 |
例祭日 | 3月18日 |
氏子数 | 21戸 |
宮 司 | 宮澤 進 |
由 緒
福井市の西方、日本海を眼下に見下ろす小高い丘に鎮座するこのお社の創立は不明であるが、往昔、霊峰白山を仰ぎ見るこの地に白山神を勧請したと言われており、白山信仰の遙拝所であったと思われる。
この境内にはその昔、「金松(こがねまつ)」と云われた名木があり、日本海を航行する北前船等の海上の目印となったと伝わっているが今はその跡すら見あたらない。
又、史実として書かれている「朝倉始末記」には、永禄4年(1561)4月6日越前国主「朝倉義景」が重臣・家来1万余人を従えてこの大窪の浜で大規模な犬追物を興業したとある。又、江戸時代には製塩や漁業で村人の生活が維持されていたとも記されている。
この神社の御神体は仏像が三体祀られており、神仏混交の名残を留め、本殿の右隣には篤志家の寄贈による石造りの「十一面観音立像」が安置された祠が有り、地元の人々に神社と共に大切にされている。
終わりに、この神社は20戸程の小さな集落の氏子でお守りされており、年々過疎化が進んでいますが、氏子の信仰に支えられて2年前から壮年会の若い親達が中心となって「子供御輿」を整えて、秋祭りには子供達と一緒に賑やかに村内を練り歩き、信仰の昂揚に努力されております。