白山社めぐり(130)「加茂神社(白山社合祀)(石川県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

加茂神社(白山社合祀)(石川県)

御社殿
鎮座地石川県羽咋郡志賀町矢駄エの120
御祭神別雷神、玉依比賣命、大鷦鷯尊、菊理媛神
例祭日4月15日
氏子数105戸
宮 司田中外余成

由 緒

白山神社合祀祭棟札(当社蔵) 金沢より、のと里山海道で約1時間。西山インターを降りて約5分。能登西部に位置する志賀町の自然豊かな山あいに鎮座している。
当社の創祀は、保延2年(1136)賀茂別雷神社の社領となり、御分霊を勧請。また社記によれば、和銅5年(712)禰屋正守(田中家初代)が神託により勧請したとも伝えられている。明治時代には、矢駄加茂神社と称し、明治4年(1871)村社に列格、同39年、神饌幣帛料供進神社に指定、同44年に白山神社と八幡神社を合祀し、加茂神社と改称した。
古くより、矢駄・倉垣・安津見三か村の惣産土神社として尊崇され、春秋の祭礼、社殿・神輿等の営繕を協同で護持してきた。
この伝統を継承し、現在においても、秋の祭礼では三地区の青壮年団が協力し、神輿渡御を奉仕している。また、矢駄獅子舞(獅子殺し)は地域が誇る伝統芸能として、全国にも知られている。
このように、祭礼を通して氏子が心ひとつに平安を祈り、鎮守の杜を守っている。