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中宮三社の一つ 白山別宮神社(石川県)
鎮座地 | 石川県白山市別宮町ロ84-1 |
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御祭神 | 白山比咩大神、大己貴神、 大山祗神二社(市杵島姫社、観音堂社) |
例祭日 | 4月12日 |
氏子数 | 50戸 |
宮 司 | 田近章嗣 |
由 緒
白山別宮神社は白山麓唯一の郷社であり、社前の町並みはミニ門前町ともいうべき景観を呈しています。白山七社の一つにして、中宮、沙羅宮と共に中宮三社とも呼ばれ中核をなす神社でした。村上天皇の応和3(963)年4月12日、白山の嶺上三神をお祀りしたことにはじまり、一条天皇の永延2(988)年8月、建物がすべて整ったと伝えています。
『加賀国内神名帳』に「従五位上 別宮明神」と載せられ、社地や社殿も広大で神人・衆徒も多く、社頭はきわめて隆盛でしたが、その後度重なる戦乱により七堂伽藍も悉く焼失し、一時は廃絶の危機にさらされました。
江戸時代にはは藩主・前田家の崇敬を受け復興し別宮奉行も補任されました。明治5年村社に列し、同8年6月に郷社に昇格、同10年3月31日内務省より白山比咩神社の摂社に定められ、同13年6月仏体を除き鏡を御神体としました。昭和16年には神饌幣帛料供進神社に指定され、同40年6月20日御鎮座一千年祭を執行し、社殿・境域を改修して面目を一新しました。