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能郷白山神社 (岐阜県)
鎮座地 | 岐阜県岐阜県本巣市根尾能郷162番地 |
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御祭神 | 菊理媛神 伊弉諾尊 伊弉冉尊 |
氏子数 | 30戸 |
祭礼日 | 4月13日 |
宮 司 | 吉田 雄樹 |
由 緒
白山を開いた泰澄大師が山頂より眺めた折、目に留まった山に分霊を御祀りしたのが始まりとされております。その山が能郷白山で、開山は養老2年泰澄大師と伝えられております。後に村人のため、麓に設けられた里宮が当社であります。数度の火災によって多くの社宝等が消失したために、創建時期は不明ですが、藤原時代の仏像等が複数残されており、少なくとも平安時代には信仰を集めていた事が伺えます。
また、例祭時に供されていた神饌に、「ふとう」「ま可り」との記述があり、近年「餢飳(ぶと)」「糫餅(まがり)」と言う、遣唐使由来の唐菓子であったと判明し、平成30年の開山千三百年祭に復活する事が出来ました。
毎年4月13日の例大祭には能楽が奉納され、多くの参拝者で賑わいます。この能・狂言は、世阿弥・観阿弥以前の古い形態を留めており、猿楽に近い物だと言われており、重要無形民俗文化財の指定を受けております。
また、この能楽に使用される室町時代以前の能面も岐阜県の重要文化財に指定されております。
近年の過疎化、高齢化による後継者不足に悩まされ、村人の世襲によって受け継がれてきましたが、一般に門戸を開き継承に努めております。