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白山神社 (岩手県)
鎮座地 | 岩手県北上市黒岩7地割136番地 |
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御祭神 | 白山姫命 |
祭礼日 | 春季例祭 4月第1日曜日 秋季例大祭 9月第1日曜日 |
氏子数 | 200戸 |
宮 司 | 花海 孝 |
由 緒
宝亀年中(770年代)に、加賀白山比咩神社より分身した白山妙理権現を祀ったと伝えられ、平安時代後半(11〜12世紀)開創の旧白山寺の鎮守として、鎌倉時代に下向した和賀氏は、白山社を総鎮守としたことが、旧白山寺に残る資料で明らかです。
和賀氏滅亡後、南部氏が寺領五石を寄進し、中興初代快盛氏によって再興された。本殿は、江戸時代前期頃の建立と推測される。栄枯盛衰の時を経て、江戸時代後半は、密宗祈祷所として繁栄されたと伝えられています。
宝物として残る蔵王権現像、本尊十一面観音像、男神像はいづれも12世紀の作と云われ、県指定文化財。阿吽二体の狛犬は、室町時代の作と云われ市指定文化財として、これら北上市立博物館に展示保管されています。
本殿は、柱をつなぐ変則的虹梁や、ヒシの花桐の葉が彫刻されるなど地方色の濃い文様とされ、平成2年県有形文化財に指定されています。
春秋の例祭・元旦には、地元に伝承する権現舞や太神楽、久しく再興された鬼剣舞など郷土芸能が奉納され、近年参拝者も増えつつあります。