白山社めぐり(186)「片山八幡神社 (愛知県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

片山八幡神社 (愛知県)

社殿
鎮座地愛知県名古屋市東区徳川2-13-26
御祭神誉田別尊(応神天皇)・天照皇大神・菊理媛神
例祭日10月第4日曜日
旧社格県社
宮 司吉見 仁

由 緒

当神社は第26代継體天皇の5年、尾張国山田郡片山郷(現在の地)に鎮座したと云います。
戦前には末社が13社あり、その中に洲原社(白山社)として菊理媛神が祀られていました。戦争により洲原社を含む7社が焼失し、戦後に片山八幡神社に合祀されました。
元亀天正の頃続く戦国時代の災禍を受けて甚だしく頽廃しましたが、尾張家第2代光友公の深い御敬神の念によって、社殿復興とともに徳川源家の氏神と思し召され、名古屋市中鬼門除けのお社として崇められ篤く信仰されています。
昭和4年、県社に昇格し大改築が成されましたが、戦火により境内の老樹を始め建造物の悉くを消失しました。昭和34年、本殿以下現在の殿宇を造営し、更には昭和49年に社務所を建設して復興されました。
平成5年、神社本庁モデル神社指定社を受け、平成8年に「平成の大改修工事」を行い、平成10年に完工しました。
更に、平成23年には御鎮座1500年の年にあたり、神楽殿・手水舎の銅板の葺き替えや、本殿の一部を増幅する大改修工事を行って現在に至ります。