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平成25年の式年遷宮に向けて
(平成23年12月)
平成25年の式年遷宮まであと1年となり、本年は御正殿の造営にあたり次々とお祭りが執り行われます。
まず御正殿の建築を始めるにあたり、御柱を立てる立柱祭(りっちゅうさい)が行われます。
そして、正殿東西の妻の束柱にある装飾の一種を穿(うが)つ御形祭(ごぎようさい)、上棟祭と続きます。
上棟祭は、御正殿の棟木を揚げる祭儀で、大宮司以下が棟木から伸ばされた綱を引いて棟上げの所作をし、「千歳棟(せんざいとう)、万歳棟(ばんざいとう)、曳々億棟(えいえいおくとう)」のかけ声とともに屋上の小工(こだくみ)が棟木を木槌で打ち固めます。
次に御正殿の萱屋根を葺き始める檐付祭(のきつけさい)、続いて葺き納めの甍祭(いらかさい)となります。
こうして平成25年には、立派な御正殿が完成します。その後、御正殿が建つ御敷地にお白石を奉献する「御白石持行事(おしらいしもちぎょうじ)」が始まります。
御正殿の周りの御垣内には、白い石と黒い石がびっしりと敷き詰められ、白い石を「お白石」、黒い石を「清石(きよいし)」と言います。古代、白黒が天地、陰陽のシンボルとしてめでたい色の組み合わせとされていました。
この行事は、伊勢の地元神領民をはじめ、全国の遷宮奉賛会の会員また一日神領民の方々が参加して行われます。このように平成25年の第62回神宮式年遷宮に向け、伊勢の地では厳粛に祭儀が執り行われていきます。