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森の長城プロジェクトに参加して
(平成27年5月)
平成27年3月29日の当日、仙台駅からバスに乗り、南相馬市の会場へと向かいました。バスで隣になった方は、偶然にも植樹祭の苗を育てている方でした。
お話によると、だんだん福島から関心が離れ、今回のような大きなプロジェクトには、ボランティアは多く参加するが、苗を育てるお手伝いのボランティアには人がなかなか集まらないと話されておりました。
また、ほかの植樹プロジェクトも手伝われており、植樹に来られる人のために重機で穴を掘り、腐葉土を入れる作業などは多額の費用がかかり、ほとんど自分の寄付でやっていると話されておりました。
会場に到着し受付後、開会式が行われ、2500人以上の方々が集い開催されました。まず市長あいさつ、来賓紹介の後、安倍首相のメッセージが朗読されました。
そして、植樹方法の説明があり、グループ毎にわかれ、植樹の開始となりました。
まず苗を水につけてから等間隔に並べ、穴を掘り苗を植えていきます。土には瓦礫も含まれている為、掘りにくい箇所もありました。
次に雑草を防ぎ、表土の保全・保温のための藁を敷きます。
最後に、その藁が飛ばないようにロープを張り植樹の完了となります。
この植樹が、未来の人々の命を津波から守ってくれることを信じ、また震災で亡くなられた方のご冥福を祈りながら作業を致しました。
4年がたった今でもまだまだ復興されていない場所もあり、末永く支援を続けていかなければと新たに強く決心致しました。
(権祢宜 小島悠希)