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トピックス
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豊年講寄稿
「稔りある新たな年へ」
加賀農業協同組合 代表理事組合長 南出 紀良
昨年、平成30年は記録的な大雪や度重なる台風により数多くの被害が発生し、被災された方々には大変厳しい年となりましたこと、心よりお見舞い申し上げます。
今年は、昨年に比べますとおだやかな天候にも恵まれた中、弥生3月を迎え、やがて農作業を始める季節ともなりました。
また、平成最後の年であり新しい時代の幕開けの年でもあります。
そのような中、農業に目を向けますと、動向が懸念されていたTPP協定につきましては、米国のTPP離脱宣言後、11か国によるTPP11が発効され、GDPの増加は期待されるものの、国内農業に対する影響は今後も非常に懸念されているところであります。
また、JAグループを取り巻く情勢は、政府から自己改革への取組を強く求められております。
JA加賀では、「皆様に選ばれ、必要とされるJA」を目指して、生産者・組合員の方々からの要望・意見をお聞きし、みなさまからの「声」を事業活動に反映させるよう取り組んでいるところであります。
JA自己改革の3本の柱である「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」に取り組むべく、コーポレートスローガン「さあ、笑顔の産地へ」を掲げ、地域の特色を生かした魅力ある加賀市産の農産物を提供し、地域にとって必要とされるJAを目指すべく、全力で取り組んでいます。
いにしえの昔より霊峰白山から流れる清流をいただき、農作物が豊かに稔り、人々が豊かに暮らすことができる喜びをひとりひとりお互いが感謝しながら、白山の神々に今年度の五穀豊穣を、そして豊年講春季大祭が厳粛に挙行されますこと心よりご祈念申し上げます。