白山比咩神社の「コラム[column]〜活火山としての白山〜」を掲載しています。

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コラム[column]〜活火山としての白山〜

(令和3年7月)

活火山とは気象庁によると「概ね過去1万年以内に噴火した火山および現在活発な噴気活動のある火山」と定義されています。
現在日本には108の活火山があります。
白山火山帯の活動は今から約30〜40万年前に始まり、この時期は加賀室火山と呼ばれています。
その後、約10〜14万年前に古白山火山が形成され、約2〜4万年前に現在まで活動が続く新白山火山が誕生しました。白山の火山活動とみられる最古の記述は706年にあり、その後1042年、1547年、1554年、1579年、1640年、1659年に噴火活動が記録されています。
これらから白山には活動期が約100年〜150年、休止期が約300年という約450年の火山活動周期があると言われています。白山最後の噴火が1659年ですから、既に350年以上経過していることとなります。
現在は気象庁の「火山監視・情報センター」が24時間白山の監視、観測体制が整っており、白山の火山活動の状況に応じ、関係機関が連携し、施設の閉鎖、登山道・道路の規制、退避・注意喚起、避難準備・避難勧告といった防災対応をとることとなっています。
自然災害はいつ発生するかわかりません。常日頃から自分の身を守る行動や防災品の備えなどを準備しておくことが大切であります。

ハザードマップ(石川県HPより)