白山比咩神社の「コラム[column]知っていますか?:上巳(じょうし)の節句」を掲載しています。

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コラム[column]知っていますか?:上巳(じょうし)の節句

(令和4年3月)

桃の花が咲く頃に行われる上巳の節句(桃の節句)は、春の到来を告げ、女の子の成長を祝い幸せを願う行事です。
古代中国では、3月の第1巳の日を「上巳」としていました。この日は厄日とされ、水辺で禊(みそぎ)を行い、自分の身代わりとして「人形(ひとがた)」を川に流し、桃の酒を飲んで邪気を祓っていたのです。桃は強い生命力の象徴とされ、香りには厄除けの力があると考えられていました。
日本でも同様に奈良から平安時代にかけて人形を川に流し、また女の子の人形遊び(雛(ひいな)遊び)が邪気を祓って子供を守るための身代わりとされ、現在の雛祭りの起源となりました。