白山比咩神社の「コラム[column]お水について考える」を掲載しています。

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コラム[column]お水について考える

(令和6年3月)

能登半島地震によって県内2万9520戸(2月15日 時点)で断水が続き、お風呂に入れない、トイレも使えない、調理ができない、医療も再開できないなど厳しい現状に立たされると、改めて水の大切さ必要性を感じるのであります。 霊峰白山のお水は、七尾、能登島まで県水道用水(県水)とし能登地域まで送水しており、能登の人たちは常日頃から白山の神様に感謝しています。
一日も早い上下水道の復旧を願っています。

白山信仰の根源は、自然です。古来日本では、この世のあらゆるもの、動物も植物も命あるものはすべて神々から生み出され、すべてのものに神様が宿るという自然信仰があります。
そしてそのすべての命は「水」によって育まれ、生きていくために必要なものを、私たちは霊峰白山の神様から頂いているのであります。
しかし、時には水は災いにもなります。この地域に暮らす人々は、昔から畏怖と畏敬の念を持ちながら、山を仰いでは感謝の祈りを捧げて生活してきたのであります。