白山比咩神社のご祭神である白山比咩大神は、菊理媛尊ともいい、古来より「縁結びの神」として御神徳を仰がれております。

白山信仰と白山比咩神社

菊理媛尊(くくりひめのみこと)

縁結びの女神「菊理媛」

菊理媛尊像(青木哥彦画) 白山比咩神社のご祭神である白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)は、菊理媛尊(くくりひめのみこと)ともいいます。
菊理媛尊は、日本最古の歴史書「日本書紀」の中で、日本の国土を生み出した男女の神「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」と「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」の夫婦二柱(めおとふたはしら)の神様の「いさかい」の仲裁役として登場します。
そこには、対峙するおふたりの前に現れた菊理媛尊が何事かおっしゃると、伊弉諾尊が「菊理媛尊のおっしゃることはもっともだ」と申されて仲直りをしたと記されています。
このように、男女の仲をとりもつ神話の神さまであること、また、「くくりひめ」の「くくり」とは、「紐でくくる」や「荷をくくる」というように物事をまとめる・結ぶという意味にも通じ、菊理媛尊は古来より「縁結びの神」として御神徳を仰がれております。